巨大津波の科学(3)〜津波、太平洋横断の旅


津波の伝わる速さ(序)


さて、津波はエネルギーの伝達効率の高い現象だということがわかりましたね。

続いて、津波の伝播速度について考えていくことにしましょう!

propagation_velocity

津波の特徴的な伝播速度。

結論から言いましょう。上の図のようになります。つまり、

  • 津波はc=√ghで伝わります!
  • 津波の伝わる速さは、深いほど速くなります!

・・・と豪語して話を進めようと思っていました。

しかし、わかりやすく説明するには、難しい数式を使わずに説明するのが大事です。

「なぜ深いと速く伝わるのか」考えてみると、これがなかなか直観的な理解が難しい。。
今更ながら気がつきました。。。(とほほ)

文献をいろいろ調べてみましてたが、「数式から導ける、だから深いと速い!」みたいなことしか書いていません。

ということで、じっくりと一から噛み砕いて考え始めました。
そして、「こういうことか!」ということまで先生との議論でたどり着きました。
しかし、ここで説明するには長い!

ですから、次回!ゆっくり詳しくお話ししたいと思います。(全3回のシリーズだったのに

津波は深いと確かに速く伝わるんです。それはなぜでしょうか?

僕からの宿題です。

なぜ津波は深いと速く伝わるのか?

皆さんも、ぜひ考えてみてください!

ばしばしコメントお待ちしています!

 


まとめ


さて、今回のまとめです。

今日学んだことは、「なぜ津波が太平洋を横断することができるのか」ということを考えてきました。

  • 津波は位置エネルギーが運動エネルギーとの交換によって伝わる
  • 長い波であるためにエネルギーロスが小さい

1960年のチリ地震による被害から、太平洋の沿岸国での津波警報ネットワークが作られ、今では南米で起こった地震による津波警報もすぐに出ます。

遠いから大丈夫だろうと高を括ってはいけないのです。

 

そして、津波の伝播速度については、

  • 津波は深いと速く伝わる
  • 詳しくは次回のお楽しみ!

というわけで「津波の科学」シリーズ、全三回の予定でしたが、まだ次回があります津波の話が続きます!(笑)

宿題へのコメントも待っています!

では次回!またお会いしましょう!!

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【参考文献】

 

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